本シリーズでは、常勤医師1名体制の整形外科クリニックが、院長の負担を過度に増やすことなく、どのように増収・増患を実現していくかを考えます。
新患を増やす入口戦略から、リハビリへの導線づくり、再診患者への対応、骨粗鬆症の継続管理、レントゲン・注射・装具・処置などの診療機会の見直し、さらに交通事故・労災・スポーツ・介護分野との地域連携まで、整形外科ならではの改善ポイントを幅広く取り上げます。
単に患者数や算定件数を増やすのではなく、医師にしかできない仕事に院長が集中し、スタッフと仕組みで診療を支える体制へ転換することが重要です。
医師1名という制約を弱点ではなく、院内の役割分担や診療体制を見直すきっかけと捉え、持続的に成長できるクリニック経営のあり方を8回にわたって解説します。
| タイトル | 概要 |
|---|---|
| 第1回 医師1人だから患者を増やせない、は本当か | 常勤医師1名体制では、院長の診察時間が最大の制約になりがちです。初診・再診・検査・処置・リハビリに業務を分解し、医師にしかできない仕事と、スタッフや仕組みで支えられる仕事を整理。院長の診療能力をクリニック全体でどう支えるかを考えます。 |
| 第2回 まず増やすべきは新患――整形外科の入口戦略 | 今日の新患は、将来の再診患者やリハビリ患者につながります。ホームページ、Googleマップ、医療機関からの紹介、学校・スポーツ・介護分野など、新患がどこから来ているのかを確認し、地域で選ばれる整形外科になるための入口戦略を整理します。 |
| 第3回 新患をリハビリにつなげる仕組みをつくる | リハビリ室があるだけでは、リハビリ患者は増えません。対象患者の拾い上げ、医師からリハビリへの指示、説明、初回予約までの流れを整え、必要な患者を確実に治療へつなげる仕組みを解説。理学療法士の力を活かし、チームで診る体制を考えます。 |
| 第4回 再診患者をどう診るか――院長の診察室を詰まらせない | 新患やリハビリ患者が増えると、次に問題となるのが再診患者の増加です。症状の変化、薬の残り、検査予定、リハビリ経過などを診察前に整理し、院長が医学的判断に集中できる体制を構築。診察時間を削らず、診察以外の業務を減らす方法を考えます。 |
| 第5回 骨粗鬆症診療を「単発検査」で終わらせない | 高齢患者の多い整形外科では、骨粗鬆症診療は重要な柱です。骨密度検査だけで終わらせず、治療開始、継続受診、再評価までを仕組み化。次回検査時期や受診状況をスタッフと共有し、再骨折予防につながる継続的な診療体制を整えます。 |
| 第6回 レントゲン・注射・装具・処置――診療機会を取りこぼしていないか | 患者数を増やす前に、今いる患者に必要な医療を十分提供できているかを確認します。レントゲン、注射、装具、処置などを棚卸しし、説明不足や院内の流れによって診療機会が失われていないかを点検。必要な医療を確実に届ける仕組みを考えます。 |
| 第7回 交通事故・労災・スポーツ・介護――患者流入ルートを複線化する | 整形外科は、一般外来だけでなく、交通事故、労災、スポーツ、学校、介護など多様な地域接点を持つ診療科です。患者の流入経路を把握し、医療機関や介護関係者などとの関係を深めることで、地域で思い出してもらえる整形外科を目指します。 |
| 第8回 医師を増やす前にやるべきこと――1人医師整形外科の成長モデル | シリーズの総まとめとして、新患数、再診患者数、リハビリ患者数、主要検査件数、院長の診察人数や残業時間など、毎月見るべき数字を整理します。売上だけでなく「余力」が生まれているかを確認し、医師採用前に現体制の成長余地を見極めます。 |
文責:株式会社M&Cパートナーコンサルティング
作成日:2026年8月15日
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