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レントゲン・注射・装具・処置――診療機会を取りこぼしていないか(第6回/全8回)

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こんにちは。M&Cパートナーコンサルティング代表の村上佳子です。

増収策というと、

「患者数を増やしましょう」

という話になりがちです。

でも私は、その前に一度、

今来ている患者さんに、必要な医療を十分提供できているか

を確認してほしいと思っています。

例えば、レントゲンなどの画像検査。

必要な患者さんについて、適切なタイミングで実施できているでしょうか。

骨粗鬆症が疑われる方への検査はどうでしょう。

装具が必要な患者さんについて、きちんと案内できているでしょうか。

注射や処置についても同じです。

ここで誤解していただきたくないのは、

「何でも検査しましょう」
「算定できるものを探しましょう」

という話ではありません。

そうではなく、

本来必要な診療が、院内の仕組みの問題で抜け落ちていないか

を見るということです。

例えば、院長は骨密度検査をした方がよいと思っていても、その場が忙しくて説明できず、次回にしようと思ったまま忘れてしまう。

装具を検討していたものの、手続きの説明が複雑でスタッフもよく分からず、そのままになってしまう。

こうしたことは、実際の医療現場では起こり得ます。

そこで一度、診療内容を棚卸ししてみてください。

「腰痛」
「膝痛」
「肩痛」
「骨折」
「骨粗鬆症」

など、よく来院する患者さんごとに、

どんな診察をしているのか。
どんな検査が行われるのか。
どんな処置や治療があるのか。
どんな説明が必要なのか。

を整理します。

すると、

「ここは院長によって対応が違う」
「スタッフが説明できる資料がない」
「次回検査の管理ができていない」

といった課題が見えてきます。

こうした課題を一つずつ標準化していく。

これが経営改善です。

売上は、患者数だけで決まるものではありません。

必要な医療をきちんと提供できる仕組みがあるかどうかでも変わります。

そして、これは患者さんにとっても良いことです。

「必要だったのに案内されなかった」

ということを減らすことができます。

増収という言葉だけを見ると、お金の話に聞こえます。

でも本来は、

医療の提供体制を整えた結果として、適正な収入につながる。

この順番で考えるべきだと思います。

次回は、クリニックの外に目を向けます。

交通事故、労災、スポーツ、介護など、地域との接点から患者さんの入口を増やす方法について考えていきましょう。

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