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交通事故・労災・スポーツ・介護――患者流入ルートを複線化する(第7回/全8回)

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こんにちは。M&Cパートナーコンサルティング代表の村上佳子です。

ここまで、クリニックの中の仕組みについてお話ししてきました。

今回は、少し外に目を向けてみましょう。

整形外科は、実は地域のさまざまな場所とつながる診療科です。

一般の患者さんだけではありません。

交通事故。
仕事中のけが。
スポーツ外傷。
学校でのけが。
高齢者の転倒。
介護施設の利用者さん。

さまざまな入口があります。

ですから、患者さんを増やすためには、

「一般外来の患者さんをどう集めるか」

だけではなく、

地域のどこから患者さんが来るのか

を考えることが大切です。

例えばスポーツ。

近隣に学校やスポーツクラブが多いのであれば、捻挫や骨折、スポーツ障害の患者さんが来院する可能性があります。

その際、

「スポーツのけがも診てもらえる」

ということが地域に伝わっているでしょうか。

ホームページにもほとんど書いていなければ、患者さんには分かりません。

介護分野も重要です。

ケアマネジャーや介護施設では、

「最近転ぶことが増えた」
「膝が痛くて歩けない」
「家の中で動けなくなってきた」

という相談が日常的にあります。

そこで、

「一度あの整形外科に相談してみよう」

と思ってもらえる関係ができれば、自然な地域連携が生まれます。

また、交通事故や労災についても、

「対応できるのか分からない」
「どんな手続きが必要なのか分からない」

という患者さんは少なくありません。

受付スタッフを含めて基本的な対応方法を共有し、患者さんに分かりやすく案内できる体制を整えておくことが重要です。

ここで私がおすすめしたいのが、

患者さんの流入経路を毎月確認すること

です。

ホームページから何人。
家族・知人から何人。
医療機関から何人。
介護関係から何人。
スポーツ関係から何人。

正確でなくても構いません。

ある程度記録していくと、

「最近、介護事業所からの紹介が増えている」

といった変化が見えるようになります。

そうすれば、そのつながりをさらに大切にできます。

増患というと、大きな広告費をかけることを想像するかもしれません。

でも、地域密着型の整形外科では、

地域の人たちから思い出してもらえる存在になること

の方が重要な場合があります。

「腰や膝なら、あそこに相談してみよう」

そう思われるクリニックを目指す。

その積み重ねが、安定した新患につながっていきます。

次回はいよいよ最終回です。

ここまでの内容をまとめながら、常勤医師1名の整形外科クリニックが、どの数字を見ながら成長していけばよいのかを考えます。

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