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新患をリハビリにつなげる仕組みをつくる(第3回/全8回)

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こんにちは。M&Cパートナーコンサルティング代表の村上佳子です。

整形外科クリニックの経営を考えるとき、私はリハビリ部門をとても重要視しています。

というのも、医師1名体制のクリニックでは、医師自身が診察できる人数を急激に増やすことは難しいからです。

一方で、理学療法士などの専門職が力を発揮できる体制を整えれば、クリニック全体として対応できる患者さんの数は広げられます。

ただ、ここで注意したいのが、

「リハビリ室がある=リハビリ患者が増える」

わけではないということです。

実際には、リハビリを必要としている患者さんが来院しているのに、十分につながっていないクリニックがあります。

例えば、腰痛で受診した患者さん。

診察して、薬を処方して、

「また痛かったら来てください」

で終わっている。

もちろん、それが適切な場合もあります。

でも、患者さんの状態によっては、運動療法や継続的なリハビリが治療の選択肢になることもあります。

大切なのは、

リハビリが必要な患者さんを、院内で確実に拾い上げる仕組みがあるか

ということです。

そのためには、まず医師とリハビリスタッフの間で、

「どのような患者さんをリハビリにつなげるのか」

という共通認識を持つことが重要です。

そして、リハビリを指示した後の流れも確認します。

その日のうちに説明できるのか。
初回予約はすぐ取れるのか。
予約がいっぱいで2週間先になっていないか。
キャンセルが多く、空き時間が発生していないか。

こうした運用面まで見なければいけません。

リハビリ部門の稼働を見る場合は、単純な患者数だけではなく、

「理学療法士1人あたり、1日に何人対応しているか」
「予約枠に対して、どれくらい実際に埋まっているか」
「初診患者のうち、どの程度がリハビリにつながっているか」

といった数字も見てみましょう。

ここで私が強調したいのは、

「リハビリ患者を増やして売上を増やしましょう」

という単純な話ではない、ということです。

必要な患者さんに、必要なリハビリを提供する。

そのための院内導線を整える。

結果として、患者さんの治療の選択肢が広がり、クリニックの診療機能も高まる。

この順番が大切です。

そして、リハビリがうまく機能すると、院長の役割も変わってきます。

院長が患者さんの治療すべてを抱え込むのではなく、医師と理学療法士が役割を分担しながら治療を進めることができます。

常勤医師1名の整形外科だからこそ、

「院長1人で診る」から「チームで診る」への転換

が重要なのです。

次回は、患者さんが増えたときに必ず問題になる「再診」をどう組み立てるかについて考えます。

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