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整形外科クリニックの「算定漏れ」を総点検――行った診療を、正しく診療報酬につなげる8つのポイント 目次

前シリーズでは、常勤医師1名体制の整形外科クリニックが、院長の負担を過度に増やさずに増収・増患する方法を考えました。本シリーズはその続編として、いま行っている診療が、記録と算定のルールに沿って正しく診療報酬につながっているかを点検します。

画像診断、注射、骨折・外傷処置、運動器リハビリテーション、骨粗鬆症の継続管理、医学管理料まで、整形外科で見落としやすい項目を全8回にわたって整理します。各回の末尾には「今回の算定漏れチェック」と漫画を掲載し、院内で確認するポイントを振り返れる構成にしています。

大切なのは、必要な医療を提供し、実施内容を記録したうえで、要件に従って正しく請求することです。入力漏れ、制度の認識漏れ、記録・運用不足、施設基準の届出漏れという4つの視点から、診察室から会計までの業務の流れを見直し、継続的に点検できる仕組みづくりを考えます。

タイトル概要
第1回 その診療、本当に全部「点数」になっていますか?――整形外科の診療報酬を全体から見直す整形外科の診療報酬を全体から捉え、算定漏れを「入力漏れ」「制度の認識漏れ」「記録・運用不足」「施設基準の届出漏れ」の4つに整理します。カルテや実施記録とレセプトを照合し、必要な診療を正しい請求につなげる点検の基本を確認します。
第2回 レントゲン・エコーを「撮っただけ」で終わらせない――画像診断の算定漏れを点検するレントゲンの撮影料・写真診断・電子画像管理、撮影枚数や方向の処理、エコーの部位区分などを点検します。診療現場から会計への情報伝達に加え、画像保存と所見の記載を整え、実施した検査を適切な請求につなげます。
第3回 関節注射・腱鞘注射・トリガーポイント――「注射したのに取れていない」をなくす関節腔内注射、腱鞘内注射、トリガーポイント注射、神経ブロックなど、部位と手技による違いを整理します。左右・部位・薬剤・実施方法が伝わる記録と入力画面を整え、よく行う注射の請求パターンを院内で共有する方法を考えます。
第4回 骨折・捻挫・外傷処置はどこまで請求できていますか?――整復・固定・ギプス・創傷処置を点検する骨折の整復、固定、ギプス、創傷処置、装具関係について、実際に行った診療と請求項目の対応を点検します。部位や固定範囲などを記録し、診察室・処置室での実施情報が会計へ確実に届く流れを整えます。
第5回 運動器リハは「1単位いくら」だけではない――計画・記録・診察まで総点検する運動器リハビリテーションを、単位数だけでなく施設基準、対象疾患、発症日、標準的算定日数、計画・記録・評価から点検します。個別リハと物理療法を区別し、医師の診察から実施、再評価までの一連の流れを確認します。
第6回 骨粗鬆症診療を「骨密度を測って薬を出す」だけにしない――継続管理の算定を見直す骨密度検査の測定方法や算定間隔、二次性骨折予防継続管理料の施設基準と継続要件を確認します。大腿骨近位部骨折後の患者を地域の病院から引き継ぎ、検査・治療・再評価を継続的な管理につなげる視点を整理します。
第7回 「対象患者はいるのに算定していない」医学管理料を探す――小児運動器・慢性疼痛を例に小児運動器疾患指導管理料と慢性疼痛疾患管理料を例に、継続して診療している患者から算定の可能性を考えます。対象患者、算定頻度、記録、包括される処置を確認し、年齢・主病・通院期間から患者を抽出する点検方法を紹介します。
第8回 1か月分のレセプトから算定漏れを見つける――整形外科版「診療報酬点検」の仕組みをつくる最近1か月分のレセプトから代表症例を選び、カルテ・検査や処置の記録・リハ記録・入力内容を順に照合します。見つかった問題を4分類で整理し、レセコンの設定や情報伝達の流れを改善して、毎月続けられる点検の仕組みに変えます。

文責:株式会社M&Cパートナーコンサルティング