本連載では、令和8年度診療報酬改定における「回復期リハビリテーション病棟入院料の見直し」について、200床未満の中小病院向けに実務目線で解説します。入院料の見直し、実績指数の厳格化、重症患者割合、7日リハ体制、回復期リハビリテーション強化体制加算、退院支援、高次脳機能障害への対応、Web公表まで、院長・事務長・リハ部門長が確認すべきポイントを6回に分けて整理します。施設基準への対応だけでなく、自院の回復期リハ病棟をより強くするための運営改善のヒントとしてご活用ください。
| タイトル | 概要 |
|---|---|
| ①令和8年度改定で、回復期リハ病棟は何が変わるのか――中小病院がまず押さえる全体像 | 今回の改定は、点数変更だけでなく、回復期リハ病棟に求められる機能が一段引き上げられる内容です。入院料の見直し、実績指数の厳格化、入院料2・4への要件導入、7日リハ体制、Web公表、退院支援強化など、200床未満病院がまず押さえる全体像を整理します。 |
| ②実績指数はどう変わるのか――歩行・トイレ動作を意識したリハ運営へ | 実績指数の基準引き上げと、入院料2・4への新たな要件導入を解説します。さらに、歩行・車椅子、トイレ動作の改善が評価に反映されるため、単位数だけでなく、退院後の生活を見据えたADL改善を病棟全体で共有する重要性を取り上げます。 |
| ③重症患者割合の見直しをどう読むか――受入れ戦略とFIM評価の再点検 | 重症患者割合の基準や対象範囲の見直しを整理します。中小病院では、急性期病院からどのような患者を受け入れるか、受け入れ後にどうADL改善につなげるかが重要です。FIM評価の精度、看護職員を含めた評価の共有、チームでの受入れ体制を確認します。 |
| ④7日リハ体制をどう組むか――人手不足の中小病院のシフト・単位数・現場運用 | 入院料3・4でも、土日・休日を含めた毎日リハ体制が求められるようになります。人員不足の中で、休日勤務、代休、単位数管理、療法士の負担をどう整理するかが課題です。曜日別の単位数の見える化と、看護部門を含めた病棟全体の運用設計を考えます。 |
| ⑤回復期リハビリテーション強化体制加算を取るべきか――80点加算の要件と病棟運営への影響 | 新設される回復期リハビリテーション強化体制加算80点について、実績指数48以上、退院前訪問指導、排尿自立支援などの要件を整理します。単なる加算取得ではなく、病棟全体の運営力を高める取り組みとして、取得を目指すべきかを検討します。 |
| ⑥退院支援・高次脳機能障害・Web公表まで――改定後に中小病院が確認すべきチェックリスト | 最終回では、改定後に院長・事務長・リハ部門長が確認すべき実務ポイントを整理します。実績指数、重症患者割合、7日リハ体制、高次脳機能障害への地域資源情報提供、退院前訪問指導、Web公表まで、施設基準対応で漏れやすい項目をチェックリスト形式でまとめます。 |
