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診療報酬の「取りこぼし」をなくす――内科系クリニックですでに行っている医療を正しく評価してもらう(第5回/全7回)

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こんにちは。村上佳子です。

今回は「増収」の話です。

増収対策というと、

「患者数を増やそう」

「検査を増やそう」

と考えてしまうことがあります。

でも、その前に確認していただきたいことがあります。

「今すでに行っている医療を、診療報酬としてきちんと評価してもらえているか」

ということです。

特に内科系クリニックでは、慢性疾患の管理、療養指導、他医療機関との連携、患者さんへの説明など、日常診療の中でさまざまな取り組みを行っています。

ところが、

「実際にはやっているけれど、算定できていない」

というケースがあります。

例えば、

生活習慣病の患者さんに丁寧な療養指導を行っている。

他院や薬局と情報連携をしている。

患者さんからの相談に対応する体制を整えている。

医療DXに必要な環境整備を進めている。

こうした取り組みも、

施設基準。

届出。

院内掲示。

患者説明。

診療録への記録。

算定要件。

こうした条件が整って初めて、診療報酬として評価されるものがあります。

私は、増収を考える際には、

「まず、新しいことを始める前に、今やっていることを棚卸ししてください」

とお話ししています。

これは患者さんに不要な診療を追加するという意味ではありません。

今まで日常的に行ってきた医療の中に、

制度上、本来評価されるべきものがないか

を確認するということです。

ただし、

「この点数が高いから始めましょう」

という考え方だけで診療内容を変えるのはおすすめしません。

自院の患者層に必要なのか。

院長先生の診療スタイルに合っているのか。

スタッフが継続して運用できるのか。

こうした点まで含めて考えることが大切です。

常勤医師1名体制の内科系クリニックでは、院長先生の時間が非常に貴重です。

例えば、

10人患者さんを増やさなければ得られない収益と、

すでに行っている診療を正しく算定することで得られる収益。

どちらが効率的なのか。

こうした視点を持つことも必要です。

患者数を増やす前に、

「自院が提供している医療を、正しく評価してもらえているか」

一度確認してみてください。

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