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患者さんはどこから来ている?――内科系クリニックの「新患の入口」を見える化する(第2回/全7回)

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こんにちは。村上佳子です。

今回は、常勤医師1名体制の内科系クリニックにおける「新患」について考えてみましょう。

皆さんのクリニックでは、

「新しく来院した患者さんが、何をきっかけに自院を知ったのか」

把握できていますか?

意外と多いのが、

「たぶんGoogleだと思います」

「近所の方が多いですね」

「口コミじゃないでしょうか」

という状態です。

これでは、増患対策をしようと思っても、どこに力を入れればよいのか分かりません。

内科系クリニックへの患者さんの入口は、さまざまです。

例えば、

健康診断で血糖値が高いと言われた。

血圧が高いので診てもらいたい。

動悸や息切れがある。

咳が長く続いている。

胃の不調が続いている。

家族から紹介された。

近隣の医療機関から紹介された。

発熱や腹痛などで急に受診先を探した。

引っ越してきて、これまで飲んでいた薬を継続して処方してもらえる医療機関を探した。

同じ「新患」でも、来院した理由はまったく違います。

大切なのは、

「新患が何人来たか」だけを見るのではなく、「どんな患者さんが、なぜ自院を選んだのか」を知ること

です。

例えば、健康診断後の患者さんが多いのであれば、

「健康診断で血圧・血糖・コレステロールの異常を指摘された方へ」

とホームページなどで分かりやすく案内することが考えられます。

糖尿病や高血圧などの生活習慣病を得意としているのであれば、それも患者さんにきちんと伝える必要があります。

患者さんは、

「内科と書いてあるから、自分の症状を診てもらえるだろう」

とは必ずしも考えません。

むしろ、

「自分はここに行っていいのかな?」

と迷っています。

ですから、

「当院は内科です」

だけではなく、

「このような症状や健診異常をご相談ください」

と具体的に示すことが大切です。

まずは受付で、

「当院をどのように知りましたか?」

「どのようなことで当院を受診しようと思いましたか?」

と簡単に聞いてみてもよいでしょう。

1~2か月集計するだけでも、自院の患者さんの入口がかなり見えてきます。

そして、常勤医師1名体制だからこそ、もう一つ考えてほしいことがあります。

それは、

「どんな患者さんでも増やせばよいわけではない」

ということです。

診療できる時間には限りがあります。

だからこそ、

地域の中で、自院はどのような患者さんの役に立ちたいのか

を整理する必要があります。

増患とは、単に人を集めることではありません。

自院が力を発揮できる患者さんに、きちんと見つけてもらうこと。

私は、これが内科系クリニックの増患の基本だと思っています。

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