こんにちは。村上佳子です。
内科系クリニックで増患というと、
「新しい患者さんをどう増やすか」
という話になりがちです。
でも、その前にぜひ確認していただきたいことがあります。
それは、
「今まで通っていた患者さんが、いつの間にか来なくなっていないか」
ということです。
内科系クリニックでは、高血圧、糖尿病、脂質異常症など、継続的な管理が必要な患者さんが少なくありません。
例えば、
「次は1か月後ですね」
と言われた患者さんが、その後2か月、3か月来院していない。
糖尿病の患者さんが採血をしたものの、結果説明に来ていない。
血圧の薬を処方していた患者さんが、いつの間にか受診しなくなっている。
こうした患者さんはいないでしょうか。
もちろん、転居した方もいるでしょう。
他院に変わった方もいるでしょう。
すべての患者さんに通い続けてもらえばよい、という話ではありません。
ただし、
本来は継続的な診療が必要なのに、何となく受診が途切れてしまっている患者さん
については、確認する必要があります。
そこで大切なのが、次回来院の管理です。
診察室で、
「また来月来てくださいね」
と言うだけで終わっていないでしょうか。
可能であれば次回予約を取る。
必要な検査時期を管理する。
予約日に来なかった患者さんを確認する。
必要に応じて受診を案内する。
こうした仕組みがあるだけでも、受診中断は減らせます。
これは、営業目的で患者さんを呼び戻すという意味ではありません。
あくまで、
医学的に継続診療が必要な患者さんを適切にフォローする
ということです。
もう一つ見ていただきたいのが、
「患者さんがなぜ来なくなったのか」
です。
待ち時間が長い。
予約が取りにくい。
電話がつながらない。
会計に時間がかかる。
診察の説明がよく分からなかった。
こうしたことが理由になっている場合もあります。
新患を毎月たくさん獲得しても、同じくらいの患者さんが受診をやめていれば、実患者数は増えません。
増患を考えるなら、
入口だけでなく、途中で患者さんが離れていないかも見る。
内科系クリニックでは、特に重要な視点だと思います。

