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「事務長力」に差がつくのは、“デザイン思考”があるかどうか!

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こんにちは。事務長ねっと編集部です。 今回は、医業経営が厳しくますます複雑になる今、クリニックの事務長にこそ必要だと注目されている「デザイン・シンキング(デザイン思考)」についてご紹介します。


◆ デザイン・シンキングとは?

「デザイン」と聞くと、グラフィックや設計の話と思われがちですが、デザイン・シンキングとはもっと広い考え方です。 たとえば全国的に有名な恵寿総合病院では、病院の建築制約や人員配置の課題を逆手に取り、「ユニバーサル外来」という新しい外来動線を設計しました。 これは、患者さんの「歩きやすさ」「わかりやすさ」「待ちやすさ」といった“生活視点”を重視して業務プロセスを再構築した実践例です。 このように、「誰のために」「何をしやすくするか」を考え仕組みや導線を設計する」のが、デザイン・シンキングです。


◆ クリニック事務長にも求められる視点

日々のルーチン業務や急な人手不足への対応に追われるなかで、「改善」よりも「現状維持」を優先せざるを得ないクリニックは少なくありません。 しかし、患者数が減っていく地域も増え、経営環境が変わる中では、「課題が起きてから動く」のでは間に合わなくなっています。 だからこそ、“気づいて、先に動く”力=デザイン・シンキング的視点が問われているのです。



最近、恵寿総合病院のit活用が新聞に掲載されていましたが、このように先進的な取り組みがいち、早くできるのもデザイン思考の素地があるからだと推察いたします。神野先生のレポートを添付しておりますのでぜひご一読ください。
■デザイン・シンキング~病院をデザインし,生活をデザインする
https://www.keiju.co.jp/manage/files/iryo/magazine_Vol.6_2018/2018_06_01kanno.pdf