診療報酬改定のたびに、膨大な資料と格闘してきた事務長の方も多いのではないでしょうか。数百ページにわたる個別改定項目資料、細かい文言の読み込み、セミナーへの参加——。改定のたびに相当な時間とコストをかけて情報収集してきたはずです。
ところが最近の診療報酬改定では、情報収集の手段が大きく変わりました。厚生労働省が公式YouTubeチャンネルに、改定の概要を説明する動画を複数公開しているのです。
厚生労働省の公式YouTube動画が続々と公開
告示でるとすぐに以下のような動画が厚労省の公式チャンネルに投稿されています。
- 「令和8年度診療報酬改定の概要【全体概要版】」
- 「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」
- 「令和8年度診療報酬改定の概要 8.質の高い在宅医療の推進」
- 「令和8年度診療報酬改定の概要【歯科】」
全体概要版の動画はテーマ別に分かれているため、自院に関係する領域だけをピックアップして視聴できるのも大きな利点です。
なぜこれがこんなに便利なのか
従来の情報収集との違いを考えてみましょう。
以前のやり方では、改定内容を把握するためには厚労省のPDF資料(数百ページ)を自分でダウンロードして読み込むか、専門家によるセミナーや勉強会に出席するかのどちらかが主流でした。セミナーは時間も費用もかかり、開催タイミングが合わなければ情報入手が遅れます。
今のやり方は違います。告示が出た翌日には、厚労省自らが噛み砕いた動画を無料で公開しています。通勤時間にスマートフォンで視聴することも、事務所のパソコンで業務の合間に確認することも可能です。倍速再生を活用すれば、短時間でエッセンスを把握できます。
事務長の皆さんにとって、改定直後の「全体像の把握」という点では、まず公式動画を見ることが最も効率的な方法になりつつあります。
