近年、自然災害の発生頻度が増加しており、医療や介護施設における災害対策の重要性が高まっています。特に2024年の能登半島地震では、被災地域の医療・介護施設が大きな被害を受け、多くの課題が浮き彫りとなりました。
今回は新年早々ではございますが、災害について考えてみます。参考にいたしますのは、厚生労働省の資料(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001364691.pdf)です。
1. 災害対策マニュアルの整備
施設ごとに災害対策マニュアルを作成し、避難経路や連絡手順を明確にしておきましょう。定期的に見直しを行い、最新の情報を反映させることが重要です。
2. 備蓄品の管理
水や食料、医薬品、毛布などの備蓄を確保しましょう。特に介護施設では、利用者の健康状態に合わせた医療品や衛生用品も必要です。また、定期的に使用期限を確認し、入れ替えを行うことを忘れずに。
3. 訓練の実施
避難訓練や安否確認訓練を定期的に実施し、緊急時に迅速に行動できるように準備を整えましょう。職員の役割分担も明確にしておくことが大切です。
4. コミュニケーション手段の確保
災害時に通信が途絶えた場合に備え、無線機や衛星電話を準備することを検討しましょう。また、地域の行政や防災機関との連携体制も構築しておくことが求められます。
5. 利用者と家族への周知
利用者やその家族に対して、災害時の対応について事前に説明しておくことで、緊急時の混乱を防ぐことができます。
おわりに
災害への備えは私たちの命を守るために欠かせない取り組みです。事前の備えと訓練によって被害を最小限に抑えることが可能です。
事務長ねっとでは、今後も皆さまの施設運営をサポートしてまいります。