個人事業主としてクリニックを経営されている院長先生は、医療法人化するのが良いか、それとも個人のままで良いのかと悩まれたことがあるのではないでしょうか。確定申告で1年間の経営の結果がでるこの時期に、改めて医療法人化を検討してみてはいかがでしょうか。
医療法人化のメリット・デメリット
医療法人化の主なメリット
- 事業承継が個人事業に比べて簡便である
- 院長個人と医療法人の税率差などによる節税効果がある
- 役員退職金を支給することができる
- 社会的信用が向上し人事採用効果が期待できる
医療法人化の主なデメリット
- 厚生年金が強制適用となる(医師国保は継続可能な場合あり)
- 院長個人の可処分所得が減少する
- 解散時の残余財産が国等に帰属する
- 運営の事務負担が増す(事業報告書等の提出、社員総会・理事会の開催、議事録の作成、登記など)
医療法人化には多くのメリットがありますが、クリニックの運営状況によってはそのメリットを十分に得られないこともありますので、メリット・デメリットを総合的に考えて検討することが重要です。
また、医療法人設立認可申請は長崎県医療審議会医療法人部会に諮問する必要があります。提出期限は、上半期=6月30日まで、下半期=11月30日までとなっています。
医療法人化をご検討の際はお早めに弊社担当者までご相談ください。
参考
長崎県 医療法人設立認可申請
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/iryo/iryouhoujin/houjin-seturitu/