「地域とつながる医療機関」にするには、どんな工夫があるでしょうか?
ある医療機関では、週末に子ども向けのワークショップやイベントを開催。コーヒーチェーンとコラボし、ブランコーヒーの紙コップを使ってドロップアートやハロウィン飾りを作るイベントなどを企画しています。
イベントは毎回、参加費無料。親子連れが訪れ、商品を試しながら楽しめる仕掛けも人気です。スタッフや地元企業と協力して、地域の“居場所”づくりにもつながっています。

【医療職の体験イベントで未来の担い手育成も】
一方、医療機関の役割や医療現場の理解を深める場として、「キッズ医療体験イベント」も注目されています。
東京・大阪などでは、医師・看護師の仕事を体験できるイベントや、施設見学・手術室見学などを取り入れたプログラムも実施。

夏休みや春休みに合わせて開催されることが多く、子どもたちの職業観形成にも役立っています。
【まずは小さな取り組みから。地域連携の第一歩を】
たとえば、月1回だけのキッズイベントや、親子で楽しめるワークショップを企画してみるのもよいかもしれません。
医療機関の認知度アップ、地域との信頼関係構築、そして未来の医療人材育成へ――。
他院の知恵を借りながら、自院らしい地域連携のカタチを探ってみてはいかがでしょうか?