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動画「施設入居時等医学総合管理料の算定について」

今回の動画では、「施設入居時等医学総合管理料の算定について」について詳しく解説しています。こちらの動画には、最新の診療報酬改定に関連する情報が含まれています。実務に役立つ情報が満載ですので、ぜひご覧ください。

動画リンクはこちらです:[リンク]

今後も皆さまのご質問にお答えし、役立つ情報をお届けしてまいります。どうぞお楽しみに!

 
 

能見 将志(のうみ まさし)

(株)M&Cパートナーコンサルティング 専門研究員
診療情報管理士。中小規模の病院に18年間勤務(最終経歴は医事課長)。
診療報酬改定、病棟再編等を担当。診療情報管理室の立ち上げからデータ提出加算の指導まで行う。

医療現場では、強い上下関係が存在し、若手職員や下位職種が自由に意思を表明することが難しい場面がしばしば見受けられます。このような状況はコミュニケーションの課題を引き起こし、職場の風通しや活発な議論を妨げる要因となっています。また、医療現場は様々な専門職が混在するため、専門知識や業務内容の違いが、情報共有や意思疎通の円滑さを阻害し、「居心地の悪い職場」を作り出してしまうこともあります。

 札幌渓仁会リハビリテーション病院では、このような課題に対応するため、2018年から中間管理職の育成と成長を支援する目的で1on1ミーティングを導入しています。このミーティングは、看護職や介護職のリーダーを対象に、個々の課題を振り返り、リーダーシップを支援する場として活用されており、チームの質やリーダーシップスキルの向上に寄与しています。

 一方、株式会社カケアイが提供する「KAKEAI」というシステムがあります。このシステムは、上司と部下の面談を効率的に設定し、部下が上司に伝えたい内容を事前に登録したり、その面談結果を評価することができるものです。1on1を通じて職員のエンゲージメントを向上させることで、定着率の改善や現場マネジメントの強化が期待されています。また、面談データを活用し、AIが効果的な対応を提案してくれる機能も特徴の一つです。

 もともと企業向けに活用されていたこのシステムは、現在、教育機関向けのシステムも開発中であり、教師向けにAIが面談をサポートする機能が導入される予定です。札幌渓仁会リハビリテーション病院のような取り組みが広がり、1on1ミーティングが医療機関のスタンダードとして定着すれば、医療機関専用の1on1システムが登場する日も遠くないかもしれません。