新年度を迎え、新たなステージへの出発を決めた方、これまでのステージをさらに深めようと決心された方など、皆さんの進む道は様々です。私の経験からも、少しアドバイスをさせていただきます。
わらしべ長者
「わらしべ長者」という日本のおとぎ話をご存じでしょうか?ある貧乏な男が観音様から「初めに触ったものを大事に持って旅に出なさい」というお告げを受け、藁一本から始まり、次々と物を交換し、最終的には富と幸せを手に入れる物語です。この話は、小さなものから大きな価値を生み出す、スキルアップと似た側面があると思います。
スキルアップとの共通点
私は、この物語が私たちのスキルアップに似ていると感じています。多くの医療系事務職員が「私の仕事はここまで」と仕事の範囲を限定してしまいますが、そこには数多くの可能性が隠されています。わらしべ長者のように、小さな一歩が最終的に大きな成果へとつながるのです。
リスキリング(Re-Skilling)〜学び直し〜
リスキリングは、新しいスキルを身につけ、新たな職業に挑戦することを意味します。今の時代、技術や知識を学び直すことは、時代の変遷に対応する上で非常に重要です。特に令和6年度診療報酬改定のような大きな変化の時には、リスキリングがキーとなります。
まとめ〜キャリアアップのために今すぐ実践してほしいこと
私が大切にしていることは、小さなことでも一所懸命に取り組むこと、何事も楽しむこと、そして感謝の心を忘れないことです。これらはすべて、皆さんのキャリアアップに繋がります。無駄なことは何もなく、小さな一歩が大きな未来を開くと信じています。
今、目の前の小さな課題に取り組むことで、必ずや将来大きな成果を得ることができるでしょう。一緒に前に進んでいきましょう!
長 幸美(ちょう ゆきみ)
(株)M&Cパートナーコンサルティング パートナー
(株)佐々木総研 医業経営コンサルティング部 シニアコンサルタント
20数年の医療機関勤務の経験を活かし、「経営のよろず相談屋」として、医療・介護の専門職として、内部分析・コンサルティングに従事。