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知っていましたか?認知症「希望大使」という取り組み —— お便りやポスターで広げる、地域への一歩

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みなさま、「希望大使」という活動をご存知でしょうか?

これは、認知症とともに生きる当事者が、自らの経験や思いを発信する厚生労働省の取り組みです。現在は40代〜80代の7名が任命され、講演会や国際会議、メッセージ動画などを通して、「認知症になっても前向きに生きられる」という希望を語っています。

 

——ただ、この素晴らしい活動は、まだほとんど知られていないのが現状です。

私たち医療機関ができることとして、たとえばクリニックのおたよりやポスターでご紹介するのはいかがでしょうか? 地域の患者さんやご家族がこの情報に触れることで、認知症に対する見方が変わるかもしれません。「診断=終わり」ではなく、「生き方を工夫していける」ことに気づく機会になるのです。

以下は、おたよりや掲示に使えるサンプル文案です。必要に応じて調整し、ご自由にご活用ください。


認知症になっても、自分らしく生きる 〜希望大使の取り組み〜

認知症になっても、希望をもって前向きに生きる人たちがいます。厚生労働省では、認知症の当事者を「希望大使」として任命し、自らの体験や日々の工夫を語る取り組みを行っています。

彼らのメッセージは、認知症をもっと正しく理解し、地域全体で支え合っていくためのきっかけになります。

ぜひ、希望大使の活動にふれてみてください。

医療現場では、強い上下関係が存在し、若手職員や下位職種が自由に意思を表明することが難しい場面がしばしば見受けられます。このような状況はコミュニケーションの課題を引き起こし、職場の風通しや活発な議論を妨げる要因となっています。また、医療現場は様々な専門職が混在するため、専門知識や業務内容の違いが、情報共有や意思疎通の円滑さを阻害し、「居心地の悪い職場」を作り出してしまうこともあります。

 札幌渓仁会リハビリテーション病院では、このような課題に対応するため、2018年から中間管理職の育成と成長を支援する目的で1on1ミーティングを導入しています。このミーティングは、看護職や介護職のリーダーを対象に、個々の課題を振り返り、リーダーシップを支援する場として活用されており、チームの質やリーダーシップスキルの向上に寄与しています。

 一方、株式会社カケアイが提供する「KAKEAI」というシステムがあります。このシステムは、上司と部下の面談を効率的に設定し、部下が上司に伝えたい内容を事前に登録したり、その面談結果を評価することができるものです。1on1を通じて職員のエンゲージメントを向上させることで、定着率の改善や現場マネジメントの強化が期待されています。また、面談データを活用し、AIが効果的な対応を提案してくれる機能も特徴の一つです。

 もともと企業向けに活用されていたこのシステムは、現在、教育機関向けのシステムも開発中であり、教師向けにAIが面談をサポートする機能が導入される予定です。札幌渓仁会リハビリテーション病院のような取り組みが広がり、1on1ミーティングが医療機関のスタンダードとして定着すれば、医療機関専用の1on1システムが登場する日も遠くないかもしれません。