連日の猛暑が続いています。熱中症対策というと「患者さんへの注意喚起」を思い浮かべがちですが、医療機関・介護施設においては、施設・職員・患者の三方向から事務長がマネジメントすべきテーマです。
施設面:空調と待合環境の点検
外来待合の温度ムラ、送迎車内の温度、駐車場から入口までの動線。高齢の患者さんにとっては、院内に入るまでの数分がいちばん危険です。日よけやベンチ、給水の案内など、建物の「外側」にも目を配りましょう。空調フィルターの清掃と設定温度のルール化は、電気代の抑制にも直結します。
職員面:屋外・厨房・リネン業務のリスク管理
送迎、外回り、厨房、リネン室など、院内にも「暑い職場」はあります。労務管理の観点からも、休憩と水分補給のルールを明文化し、朝礼等で繰り返し伝えることが大切です。職員が倒れてからでは、シフトが回りません。
患者面:かかりつけの患者さんへの声かけ
独居の高齢患者さんには、受付やお会計のタイミングでの「エアコン使っていますか?」のひと言が、立派な予防医療になります。ポスターや院内掲示だけでなく、スタッフの声かけまで含めて「うちの熱中症対策」として設計するのが事務長の腕の見せどころです。
