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事務長が今すぐやるべき「選ばれるための広報」3つのポイント

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2026年度(令和8年度)の診療報酬改定の足音が聞こえてきました。今回の改定で、事務長に求められる役割は「計算」から「発信」へと大きく変わります。

「うちはITに詳しくないから……」と広報を後回しにするのは禁物です。難しい専門用語を使わず、今日からできる広報活動のステップをご紹介します。


1. 「医療DX」の取り組みを患者さんに「見える化」する

今回の改定では、マイナ保険証の活用や電子処方箋など、ITを活用した「医療DX」への対応がさらに評価されます。しかし、患者さん側から見れば「なんだか難しそう、面倒そう」という不安が先に立ちます。

  • やるべきこと: 「当院はマイナ保険証が使えます!」というポスターを貼るだけでなく、「マイナ保険証を使うと、過去の薬の情報が正確に伝わるので、より安全な処方が受けられます」といった、患者さん側のメリットを分かりやすく伝えましょう。
  • 広報のコツ: 院内掲示板やホームページに「当院のDXへの取り組み」というコーナーを作り、受付での操作手順を写真付きで紹介するだけで、先進的で安心なクリニックという印象を与えられます。

2. 「賃上げ(ベースアップ)」への理解を得る掲示

昨今の物価高騰や人手不足を受け、医療スタッフの処遇改善(賃上げ)に関する点数が強化されます。これは患者さんの窓口負担がわずかに増える可能性があることを意味します。

  • やるべきこと: 単に「点数が上がりました」という事務的な告知で終わらせず、「質の高い医療を提供し続けるため、スタッフの処遇改善と環境整備に取り組んでいます」というメッセージを添えてください。
  • 広報のコツ: 事務長が「なぜこの改定が必要なのか」を自分の言葉で丁寧に発信することで、窓口でのトラブルを防ぐだけでなく、地域からの信頼にもつながります。誠実な情報公開こそが最大の広報です。

3. 「地域での役割」をホームページで宣言する

2026年改定では、在宅医療や地域連携がさらに重視されます。自院が地域でどのような役割を果たしているのかを、明確に発信する「地域への責任」が求められています。

  • やるべきこと: ホームページのトップ画面に、「当院が地域でできること(例:24時間往診対応、近隣病院とのスムーズな連携など)」を、箇条書きで分かりやすく記載しましょう。
  • 広報のコツ: 凝ったデザインは必要ありません。まずは「正しい情報が、誰にでも読める場所にある」ことが重要です。スマホで見たときに電話番号がすぐ見つかるか、診療時間が最新かを確認するだけでも立派な広報活動です。

まとめ:広報は「安心」を届ける仕事

診療報酬改定は、単なる数字の変更ではありません。「国が医療機関に求めている形」への変化です。事務長がその変化を噛み砕いて患者さんに伝えることで、クリニックのファンを増やすことができます。

まずは院内の掲示物を一枚、患者さんの目線で読み直すことから始めてみませんか?