昨日「事務長ねっと」でお伝えした通り、介護医療機関の働き手不足が深刻化しています。そんな中、SNSは採用活動や職場環境の魅力を伝えるための強力なツールとなります。特に、働いてほしい層、20代~40代のターゲット層に響く発信を行うことで、採用活動を効果的に進めることができます。医療機関管理側は、フェイスブックを活用している人も多いと思いますが、20代はもやはフェイスブックの活用率は低くて、そこで発信していてもまったく彼らには届きません。今回は、働きたい世代に響くSNSの活用法について具体的にご紹介します。
ターゲット層ごとのSNS活用ポイント
1. 20代~30代(ミレニアル世代・Z世代)
- 使用するSNS: Instagram, TikTok, Twitter(X)
- 響くコンテンツ:
- 視覚的で短い動画(TikTokやInstagramリール)
- 職場のリアルな雰囲気(スタッフの声や日常の様子)
- ミッションや価値観を訴求する投稿(「医療を支える」「地域医療を変える」など)
こちらは宮崎県のある病院のものですが、病院の雰囲気がよくわかっていいですね!
2. 30代~40代(ミレニアル世代後半・X世代)
- 使用するSNS: Facebook, LinkedIn, Instagram
- 響くコンテンツ:
- 柔軟な働き方や育児支援の充実をアピール
- キャリアアップの具体例や研修制度の紹介
- 医療現場での取り組みや成功事例
SNSプラットフォーム別の活用アイデア
Instagram: ビジュアル重視で伝える
- 投稿内容:
- 医療機関の日常風景(患者プライバシーに配慮した形で)
- 働くスタッフの笑顔やインタビュー
- チーム活動やイベントの様子
- ストーリー活用:
- 「1日の仕事の流れ」をストーリーで紹介
- 質問ボックスを活用し、求職者の疑問にリアルタイムで回答
TikTok: 若年層への強力なアプローチ
- 投稿内容:
- コミカルな病院の日常や裏側
- 医療従事者の日常やチャレンジを描いた動画
- トレンド音楽を使った投稿で注目度アップ
Twitter(X): 情報発信と共感を狙う
- 投稿内容:
- 医療業界のトピックや最新情報
- 実際に働く人の声を短文で紹介
- ハッシュタグ(例: #医療機関で働く #医療現場の魅力)を活用
LinkedIn: プロフェッショナル層の採用に特化
- 投稿内容:
- 専門性をアピールした求人情報
- キャリアアップに関する具体的な支援内容
- 病院のビジョンやミッションを伝える投稿
成功するSNS運営のポイント
- 一貫したブランドイメージ
- ロゴやカラーテーマ、投稿トーンを統一し、医療機関としての価値観を明確化。
- 定期的な投稿スケジュール
- InstagramやTikTokは週3回、LinkedInやFacebookは週1~2回を目安に発信。
- エンゲージメント重視
- コメントや質問に迅速に返信し、求職者や閲覧者との信頼関係を築く。
- 広告の活用
- FacebookやInstagramでターゲット層にリーチする広告を設定。
- 地域や興味に合わせたターゲティングを行う。
まとめ SNSを活用することで、医療機関のリアルな魅力を発信し、働き手に響くメッセージを届けることが可能です。これからの医療DXや職場改善の一環として、ぜひSNSを採用活動に取り入れてみてください!