前回のお話
メール送信時に気を付けるべきポイントとして、「宛先の確認」「件名の明示化」「本文の簡潔な記載」「添付ファイルの再確認」「送信後のフォロー」についてお伝えしました。今回は、メール受信時の対応に焦点を当てます。
メール受信時のポイント
1. メール確認の習慣をつける
- 朝一、昼食後、帰宅前など、一日に複数回、定期的にメールを確認する。
- 緊急性や重要性を判断し、対応の優先順位をつける。
2. 受信確認と返信
- 即対応できない場合でも、「受信しました」と簡単に返信。
- 期限がある場合はスケジュールに登録し、対応が難しい際は早めに連絡を。
3. 添付ファイルの確認
- ファイルを開く前に、送信者と内容を確認し、安全性をチェック。
- ダウンロード時にはウイルスチェックを行う。
4. メールの整理
- 対応が必要なメールはフォルダやタグで分類。
- 重要な指示や情報は社内システムやメモに記録。
5. 未読メールを放置しない
- 必要なメールはその日のうちに確認。
- 未読メールが増えないよう、定期的に整理する。
6. 不審なメールに注意
- 不審な内容や見覚えのない送信者からのメールは開かない。
- フィッシング詐欺やスパムの可能性がある場合はIT部門や上司に報告。
最後に
メールはあくまで文字だけのコミュニケーションツールです。そのため、細かなニュアンスが伝わりづらく、誤解が生じることもあります。特に感情を含む内容やデリケートな話題では、電話や対面でのフォローが大切です。相手の立場に立った対応を心がけ、メールと他の手段を上手に使い分けていきましょう!
医療DXが進む中、メール活用の重要性はますます増しています。皆さんもぜひ一度、日頃の対応を見直してみてください。
長 幸美(ちょう ゆきみ)
(株)M&Cパートナーコンサルティング パートナー
(株)佐々木総研 医業経営コンサルティング部 シニアコンサルタント
20数年の医療機関勤務の経験を活かし、「経営のよろず相談屋」として、医療・介護の専門職として、内部分析・コンサルティングに従事。