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診療報酬算定の疑問 入退院支援加算について 

入退院支援加算についてお尋ねです。R6.6月の点数改正より退院支援計画の内容に「リハビリテーション、栄養管理及び口腔管理等を含む、退院に向けて入院中に必要な療養支援の内容並びに栄養サポートチーム等の多職種チームとの役割分担」が新設されました。「退院支援計画の内容に、リハビリテーション・栄養管理・口腔管理等を含む退院に向けた入院中に行う療養支援の内容を盛り込むことを明記する」とは具体的にどのように明記したら良いのでしょうか。各担当者氏名を記載したら良いのでしょうか。各職種の支援内容を記載したら良いのでしょうか。

退院支援計画書の「退院支援計画を行う者の氏名」、「退院に係る問題点、課題等」、「退院へ向けた目標設定、支援期間、支援概要」、「退院後に利用が予想される福祉サービス等」にリハビリや栄養、口腔管理の担当者が多職種チームにおいて検討し、必要な項目に計画内容を記載するものであると考えます。 

よって、各担当者の氏名だけではなく、例えば、「退院に係る問題点、課題等」であれば、リハビリの視点で治療による臥床が続きそうなので筋力低下が進まないような訓練を行うであったり、管理栄養士の視点から栄養状態を踏まえてどの食事形態であれば、患者が食しやすいかだったりを記載すれば良いと思います。 

能見氏

能見 将志(のうみ まさし)

(株)M&Cパートナーコンサルティング 専門研究員
診療情報管理士。中小規模の病院に18年間勤務(最終経歴は医事課長)。
診療報酬改定、病棟再編等を担当。診療情報管理室の立ち上げからデータ提出加算の指導まで行う。