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「骨太の方針2025抜粋(医療・介護分野)」

「経済財政運営と改革の基本方針2025 ~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~」(骨太方針2025)が経済財政諮問会議での答申を経て、閣議決定されました。

経済財政運営と改革の基本方針2025

医療等DX推進に向け「マイナ保険証」を基本とする仕組みを円滑導入する、また、医療・介護分野のDX推進を目指して、次のような取り組みを行う考えを強調しています。

  • 「マイナ保険証と医療費助成の受給者証等との一体化」、「マイナ救急の全国展開」などに取り組む
  • 医療DX工程表に基づき、医療・介護DXの技術革新の迅速な実装により、「全国で質の高い効率的な医療・介護サービスが提供される体制を構築する」ことについて、必要な支援を行いつつ、政府を挙げて強力に推進する
  • 医療DXの基盤であるマイナ保険証の利用を促進しつつ、「2025年12月の経過措置期間後はマイナ保険証を基本とする仕組みに円滑に移行」する
  • 全国医療情報プラットフォームを構築し、電子カルテ情報共有サービスの普及、電子処方箋の利用拡大、PHR(Personal Health Record)情報の利活用、標準型電子カルテの本格運用の具体的内容の本年度(2025年度)中提示などを検討し、その普及を促進
  • 介護情報基盤の整備、診療報酬改定DX 、薬局が有する情報の標準化とDXを進める
  • AI創薬、AIホスピタルの実用化を支援する
  • 標準仕様を策定し、クラウド技術を活用した病院の情報システムの開発・導入に向け、規制的手法や財政的手法など必要なインセンティブ措置の在り方を含め検討を進める
  • 医薬品や検査の標準コードの在り方の検討を踏まえたマスタの一元管理、予防接種事務のデジタル化、ワクチン副反応疑いの電子報告、予防接種データベースの整備を進める
  • 医療・介護データを最大限有効活用し、イノベーションを進めるため、医療・介護の公的データベースの仮名化情報等の利活用を可能とするシステム整備を進めるとともに、社会保険診療報酬支払基金の改組や公費負担医療制度等のオンライン資格確認を円滑に実施する
  • 医療安全の向上に向け、医療機関のサイバーセキュリティ対策、医薬品・医療機器等の物流DXの推進に資する製品データベース構築を進める
  • 必要に応じて医療DX工程表の見直しを検討する

参考

内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太方針2025)